弱視レンズとは、網膜像を光学的に拡大する補助具のことです。物の形態を識別する能力のことですが、一般に2点を分離して認め得る最小の視角(単位は分)の逆数で表します。
黒板に書いてある文字を見たり、校外学習などで遠くにある物を見たりするときに使用するもので、手持ち型の単眼鏡や双眼鏡、眼鏡型のものもあります。
読書など近くを見る時に使うもので、手持ち型(ルーペ)・卓上型・眼鏡型があります。
拡大読書器は、ビデオカメラを直接モニターにつなぎ、その写した映像をモニター画面上に大きく映し出す装置です。 ズーム式に拡大率を変えたり、白黒を反転したり、画面のコントラストや明るさを変える機能もあり、自分の見やすいように調整することができます。
パソコンのワープロソフトを使って、ディスプレイ文字拡大装置や文字拡大ソフトを用いれば、弱視児にもパソコンを大いに活用することができます。視力が低くなるほど視角の差は大きくなります。視力1.0と0.9の差は視角1分ですが、視力0.2と0.1の差は視角5分になります。
拡大教材には、手書きによるもの、拡大コピーによるもの、ワープロやパソコンを利用したものなどがあり、全国各地で“拡大教材ボランティア”が活躍しています。 最近は、全国レベルで使用することができる拡大教科書をで採択できるようになりました。