教育後援会だより 
平成28年7月15日発行 No.37
山口県立下関南総合支援学校

校長 大 野 浩 光
 教育後援会の皆様方には、日頃から本校教育に深い御理解・御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今年度の在籍者数は、幼稚部5名、小学部25名、中学部22名、高等部本科30名、高等部専攻科9名の全校91名でスタートいたしました。今年度も3歳から52歳まで年齢層は幅広く、障害の実態の多様化はますます進んでおりますが、これからも、従来から培ってきた専門性をもとに、一人ひとりを大切に教え育てていく校風は、変わることなく、一人ひとりの将来を見据えた教育内容の充実に、全校教職員一丸となって積極的に取り組んでまいります。
 御承知のとおり、本校は、昨年度、創立110周年という一つの節目を迎え、今年度は、未来に向かって111年目の新たな一歩を踏み出す年となりました。
 110年余という長い歴史を経た本校にとりまして、この直近の10年間は、盲学校から総合支援学校への移行という制度変更があり、学校の実情にも、大きな変化がありました。
 「変えていかなければならないもの」に対して、その対応が年々迫られておりますが、と同時に、県下における視覚障害教育の中心校として、「変えてはならないもの」の位置づけについても、確実に継承・発展していかなければならないと思っております。
 今年度、本校の重点取組目標の一つに、「『つながり』を重視した教育活動の推進」を掲げました。
 この「つながり」の1つが、変えてはならないものであります「歴史と伝統とのつながり」であります。
 本校では、校内に建立されています、学校創立者、今冨八郎先生の顕彰碑の前で、毎年、「創立記念式」を実施しており、幼児児童生徒による献花や、式典後、理療科生徒代表が今冨先生の墓参を行っております。今年も、創立記念日の10月17日に行う予定であり、このような行事をはじめとして、歴史に支えられているという思いは、これからも大切にしていく所存であります。
 また、新たに大切にしたい「つながり」が、「地域とのつながり」であります。県教育委員会では県立特別支援学校へのコミュニティ・スクールの導入を進めており、本校も平成30年度には、学校運営協議会の設置、コミュニティ・スクール導入の予定となっております。「地域に開かれた」そして「地域から愛される」学校を目指して、地域と協働した学校行事の運営や、学校支援、地域貢献等、さまざまな視点で地域とつながる取組を進めてまいります。
 さて、幼稚部から専攻科まで、一人ひとりが頑張っている姿は、10月1日の土曜日に開催いたします本校最大のイベント「相愛フェスタ」に足を運んでいただき、実際に御覧いただきたく存じます。心からお待ち申し上げております。
 最後になりましたが、在籍している幼児児童生徒の実態をしっかりと把握し、一人ひとりの学びが未来につながるよう、積極的に取り組んでいくことを、ここにお約束し、今後とも、教育後援会の皆様方には、本校教育の充実・発展のために、引き続き御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成28年度第1回理事会報告
 平成28年5月26日(木)に、本校会議室にて第1回理事会が行われました。概要について簡単に報告いたします。
○教育後援会 愛甲琢哉会長挨拶
@ 平成27年度事業報告 → 平成27年度の中国・四国地区盲学校体育大会は、台風接近のため中止
A 平成27年度会計報告・監査報告 
B 平成28年度役員 → 市内10団体の代表者に引き続きお願いすること、また、新たに顧問として本校元校長田村知津子先生に御協力いただくことを確認
C 平成28年度事業計画案 → 中国・四国地区盲学校教育研究大会を8月25日から2日間、本校で開催予定  今年度の相愛フェスタは10月1日(土曜日)開催予定    
D 平成28年度会計予算案 → 視覚障害教育費を昨年度より増額して支出予定
               
日新中学校との交流学習
○本校では、視覚障害者理解のために日新中学校と交流学習を行っています。交流学習の事前学習として5月16日(月)に本校理療科の教員が日新中学校で講話を行いました。6月24日(金)には日新中学校の生徒・保護者と教員が来校し、点字の学習や視覚障害のある本校生徒との交流を行う予定でしたが、荒天のため2学期に延期となりました。次の機会を楽しみにしたいと思います。

親子わくわく教室・チャレンジ教室の開催 
※今年度の「親子わくわく教室」「チャレンジ教室」は、本校を会場として8月6日(土)に同一日開催です。
○親子わくわく教室(10時〜14時10分) 今年は交流活動「みんなで遊ぼう」や親子活動「バルーンアートに挑戦」などを準備しています。保護者同士の交流を深めるよい機会にもなっています。
○第5回チャレンジ教室(9時30分〜15時) 視覚障害があり、小・中学校で教科の学習を行っている児童・生徒が対象です。「楽しい科学実験」「視覚障害スポーツ体験(団体競技)」などの体験型ワークショップを準備しています。また、当日は保護者向けのプログラムも準備しています。

幼児児童生徒の活躍と今後の予定
○6月9日〜10日中国地区盲学校連盟山口大会が本校を会場に開催されました。初日の午後は真夏を思わせるような暑さのもと、赤間神宮を参拝、見学したりカモンワーフで買い物を楽しんだりしました。その後下関市立青年の家に移動し交歓会が催されました。明るい笑い声が会場いっぱいに広がり有意義な時間を過ごしました。2日目は本校体育館に会場を移して、本校幼児児童生徒と一緒にふく凧・鬼ようず作りをしました。安岡ふく凧会、下関見島郷土会の皆様のご指導をいただき、できあがった凧を早速グラウンドで揚げながら歓声をあげる姿がとてもほほえましく、思い出に残る2日間になったのではないかと思います。
○5月15日・22日に県内各会場で開催されたキラリンピックでは、陸上競技やSTT、水泳競技に参加した生徒が活躍し多くのメダルを獲得しました。陸上競技の50m、ジャベリックスローに出場し金メダルを獲得した高等部普通科2年の今井生治さんが、10月に岩手県で開催される全国大会への出場を決めました。
○6月1日には山口市で特別支援学校体育大会が開催されました。この大会でも高等部の生徒が素晴らしい活躍を見せ、サッカーでは見事優勝を収めました。
○6月16・17日に広島県で開催された中四盲弁論大会に、高等部本科保健理療科の古谷達也さんが出場しました。自身が視覚障害となって感じた素直な気持ちや障害のある方への対応の仕方、本当の意味でのバリアフリーを目指そうという決意が伝わってくるスピーチを行い、奨励賞を受賞しました。
○相愛フェスタ(文化祭)の御案内 
 10月1日(土)9時20分〜14時40分の予定で相愛フェスタが行われます。今年度は土曜日の開催ですが、例年のように、学習発表、展示、バザー等の楽しい企画で大いに盛り上げます。この機に是非ご来校いただき、本校のことをもっと知っていただきたいと思います。皆様のお越しをお待ちしております。