視覚障害者への接し方
 視覚障害者には、見えない方と、見えにくい方がいます。接し方もそれぞれに違いますので、何が必要か率直に聞くことが大切です。

「何かお手伝いをしたいとき」

 視覚障害者が困っているように見えたときは、「何かお手伝いをしましょうか」など、まず声をかけましょう。
 
困っているように見えなければ、すぐに手を貸す必要はありません。

「あいさつをするとき」
 あいさつは積極的に行い、必ず名前を名乗りましょう。
 また、立ち去るときも一声かけてから別れましょう。声をかけて離れないと、人がいなくなったのに気づかないことがあります。

「誘導するとき(手引きをするとき)」

 視覚障害者に肘を軽く持ってもらうか、肩に手を置いてもらうかして、半歩前を歩きます。
 階段やエレベーターでは、上がるか下がるかを伝えましょう。見えない方が情報を得ている白い杖を持つ手をつかんだりすることは、避けましょう。
 椅子に案内するときは、手を椅子の背もたれに触れるようにしましょう。


「物を渡すとき」
 物が手に軽く触れるようにして渡します。金銭を渡す場合は、紙幣や硬貨の種別を伝えましょう

「いっしょにお茶や食事を楽しむとき」
 最初にテーブルに並べられた食器などの位置と内容を説明します
 その際、テーブル上の位置関係を時計の文字盤に見立てて説明するとわかりやすい場合もあります。(例えば、「時計の針の2時の方向に牛乳があり、7時の方向にご飯が置いてあります。」)
 また、食器にそっと手を触れてもらってもよいでしょう。


「場所や物の位置を伝えるとき」

 左、右、前、後の方向や、あと何歩、何メートルの距離などイメージしやすいように伝えましょう。
 「ここ」「そこ」などの抽象的な言葉を使わずに、具体的な言葉を使いましょう。
 これらのことは、物の位置を伝えるときだけでなく、食事場面でも大切です。

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